■成分名
ラメルテオン
■商品名
ラメルテオン、ロゼレム
■規格
8mg
■効能・効果
不眠症における入眠困難の改善
■用法・用量
通常、成人にはラメルテオンとして1回8mgを就寝前に経口投与する。
■副作用
副作用は他の睡眠剤と比べても少ないですが、眠気や倦怠感、頭痛などがあります。また、服用初期には翌朝に眠気を持ち越すこともありますが、数日で解消される場合も多いです。
■特徴
- ・昼夜の睡眠覚醒リズム(概日リズム)にかかわる「メラトニン」というホルモンに代わる役割をします。
- 人は意識しなくても日中に活動し、夜には眠くなるというリズムを保っていますが、これは体内時計が働いているからです。この体内時計を調節してくれるホルモンがメラトニンです。
ラメルテオンは、メラトニンの作用する部位に働くことで効果を発揮します。ただ、体内時計が整うまでには、約2週間かかるともいわれているため効果を実感できないからといって、すぐに服用を中止しないよう注意してください。
・また従来の睡眠剤と効き方のメカニズムが違うため、依存や耐性が起こりにくく安全性が高い薬といえます。
・うつ病治療薬のフルボキサミン(先発名;デプロメール、ルボックス)と併用すると、ラメルテオンの効果が強く出すぎる場合があるため、併用禁忌(一緒に飲むことは不可)となっています。