■成分名

メラトニン

■商品名

メラトベル

■規格

顆粒小児用0.2%

■効能・効果

小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善

■用法・用量

通常、小児にはメラトニンとして1日1回1mg(0.2%顆粒で0.5g)を就寝前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回4mg(0.2%顆粒で2g)を超えないこと。

■副作用

副作用は他の睡眠剤と比べても少ないですが、眠気や倦怠感、頭痛などがあります。

■特徴

・昼夜の睡眠覚醒リズム(概日リズム)にかかわる「メラトニン」というホルモンを薬にしています。
人は意識しなくても日中に活動し、夜には眠くなるというリズムを保っていますが、これは体内時計が働いているからです。この体内時計を調節してくれるホルモンがメラトニンです。

 

体内時計が整うまでには、2週間以上かかるともいわれているため効果を実感できないからといって、すぐに服用を中止しないよう注意してください。また、主治医や薬剤師に睡眠指導をしてもらいながら服用時間を決めるなどの工夫も必要になってきます。

・基本的には、6歳以上15歳未満が使用可能な年齢となっているため、それ以上の年齢の方にはラメルテオン(先発名;ロゼレム)を使用することになります。

・また従来の睡眠剤と効き方のメカニズムが違うため、依存や耐性が起こりにくく安全性が高い薬といえます。

・うつ病治療薬のフルボキサミン(先発名;デプロメール、ルボックス)と併用すると、メラトベルの効果が強く出すぎる場合があるため、併用禁忌(一緒に飲むことは不可)となっています。