■成分名

リバスチグミン

■商品名

イクセロン、リバスタッチ、リバスチグミン

■規格

パッチ:4.5mg、9mg、13.5mg、18mg

■効能・効果

軽度及び中等度のアルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制

■用法・用量

通常、成人にはリバスチグミンとして1日1回4.5mgから開始し、原則として4週毎に4.5mgずつ増量し、維持量として1日1回18mgを貼付する。また、患者の状態に応じて、1日1回9mgを開始用量とし、原則として4週後に18mgに増量することもできる。

本剤は背部、上腕部、胸部のいずれかの正常で健康な皮膚に貼付し、24時間毎に貼り替える。

■副作用

紅斑、かぶれなどの皮膚症状

悪心嘔吐などの消化器症状

■特徴

パッチ剤のアルツハイマー型認知症治療薬というのが最大の特徴です。

飲み薬のアルツハイマー型認知症治療薬では、体内の薬の濃度変化により悪心嘔吐などの消化器症状が起こりやすいですが、パッチ剤にすることでゆっくり皮膚から吸収されるため薬の濃度が一定に保たれ、このような副作用は少なくなっています。

また、嚥下障害のある方にも使いやすく、食事の有無や食事時間を考慮する必要がないため介護者の負担を減らせられるというメリットがあります。

貼り薬のため、貼った箇所のかぶれや紅斑などの皮膚症状がでやすいです。そのため、貼る箇所を毎回変えたり保湿をするなどで予防をする必要があります。また、貼ったまま入浴することはできますが、剥がれることもあるため入浴のタイミングで貼りかえるほうがいいでしょう。