■成分名

ニトラゼパム

■商品名

ニトラゼパム、ベンザリン、ネルボン

■規格

錠剤:2mg、5mg、10mg  細粒:1%

■効能・効果

・不眠症

・麻酔前投薬

・異型小発作群(点頭てんかん、ミオクロヌス発作、失立発作等)

 焦点性発作(焦点性けいれん発作、精神運動発作、自律神経発作等)

■用法・用量

・不眠症

通常、成人にはニトラゼパムとして1回5~10mgを就寝前に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

・麻酔前投薬

通常、成人にはニトラゼパムとして1回5~10mgを就寝前又は手術前に経口投与する。なお、年齢、症状、疾患により適宜増減する。

・異型小発作群、焦点性発作

通常、成人・小児ともニトラゼパムとして1日5~15mgを適宜分割投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

■副作用

作用時間が比較的長いため、翌日に眠気を持ち越したり、めまいやふらつきが出ることがあります。また、服用中は車の運転等の危険を伴う機械の操作は避けることが望ましいです。

■特徴

・ニトラゼパムは、1967年に国内で最初に導入されたベンゾジアゼピン系睡眠薬です。作用時間が比較的長いため、夜中に目が覚めてしまうような中途覚醒の方に処方されることが多いです。

・他のベンゾジアゼピン系睡眠薬と同様に鎮静催眠作用があるほかに、けいれん抑制作用もあります。