■成分名
クロチアゼパム
■商品名
クロチアゼパム、リーゼ
■規格
錠剤:5mg、10mg 顆粒:10%
■効能・効果
・心身症(消化器疾患、循環器疾患)における身体症候ならびに不安、緊張、心気、抑うつ、睡眠障害
・麻酔前投薬
・自律神経失調症におけるめまい、肩こり、食欲不振
■用法・用量
用量は患者の年齢、症状により決定するが、通常成人にはクロチアゼパムとして1日15~30mgを1日3回に分けて経口投与する。
麻酔前投薬の場合は、就寝前または手術前にクロチアゼパムとして10~15mgを経口投与する。
■副作用
・眠気やふらつきなどに注意が必要です。お車を運転される方や危険を伴う仕事をされる方は注意が必要です。
■特徴
・不安症状を和らげるベンゾジアゼピン系の薬です。不安症状以外にうつ病の不安焦燥感、また心理的な要因で起こる消化性潰瘍などの胃腸症状や高血圧症などにも効果があります。
・クロチアゼパムは効果が出るまでの時間が短く、効果は弱めです。エチゾラムやアルプラゾラム、ジアゼパムに比べても効果は弱いですので、不安症状が軽い、はじめは弱い薬から試したいなどの要望がある患者さんには向いていると思います。
・副作用である鎮静作用や眠気、筋緊張の軽減(筋弛緩作用といいます)作用は弱いため、比較的安全性は高いですが、それでも日中の眠気やふらつきには注意が必要です。