■成分名
ペロスピロン
■商品名
ペロスピロン、ルーラン
■規格
4mg、8mg、16mg
■効能・効果
統合失調症
■用法・用量
通常、ペロスピロンとして成人1回4mg 1日3回より始め、徐々に増量する。維持量として1日12~48mgを3回に分けて食後経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。但し、1日量は48mgを超えないこと。
■副作用
眠気、不眠、便秘、錐体外路症状
■特徴
・幻聴や幻覚などの統合失調症の陽性症状や感情の低下、自閉などの陰性症状に有効な薬です。ただ、効果自体はマイルドな印象があります。
それ以外にも、不安を和らげる作用も有しており、この効果を期待して処方される場合も多いです。
・副作用は比較的少なく、同系統の統合失調症治療薬と比べて錐体外路症状は起こりにくいです。また、乳汁分泌や生理不順、性機能障害、体重の増加も少ないといわれています。そのため、初期の統合失調症患者から高齢者まで幅広く使用できます。
・食事の影響を受けやすく、空腹時では効果が下がる可能性があるため、食後の服用となっています。