■成分名
エチゾラム
■商品名
エチゾラム、デパス
■規格
錠剤:0.25mg、0.5mg、1mg 細粒:1%
■効能・効果
・神経症における不安、緊張、抑うつ、神経衰弱症状、睡眠障害
・うつ病における不安、緊張、睡眠障害
・心身症(高血圧症、胃・十二指腸潰瘍)における身体症候ならびに不安、緊張、抑うつ、睡眠障害
・統合失調症における睡眠障害
・頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛における不安、緊張、抑うつおよび筋緊張
■用法・用量
・神経症、うつ病
通常、成人にはエチゾラムとして1日3mgを3回に分けて経口投与する。
・心身症、頸椎症、腰痛症、筋収縮性頭痛
通常、成人にはエチゾラムとして1日1.5mgを3回に分けて経口投与する。
・睡眠障害
通常、成人にはエチゾラムとして1日1~3mgを就寝前に1回経口投与する。
なお、いずれの場合も年齢、症状により適宜増減するが、高齢者には、エチゾラムとして1日1.5mgまでとする。
■副作用
・眠気、ふらつき
お車を運転される方や危険を伴う仕事をされる方は注意が必要です。
■特徴
・デパスやエチゾラムという名前は、薬をあまり知らない方でも聞いたことがあるぐらいメジャーなベンゾジアゼピン系薬となります。知名度が高いのは、効果が強く短時間で作用が出るため効果を実感しやすいこと、不安軽減作用や睡眠改善作用、肩こりなどの筋緊張緩和作用など様々な場面で使用されるため、服用機会が多いことがあげられます。
ただし、依存をきたしやすい面もあるため精神科領域では処方数は減ってきていますが、それ以外の診療科でも処方が多いため注意が必要です。
また、睡眠障害やうつなどでは1日3mgでの使用となっていますが、依存の面からもできるだけ少量から開始することが多いです。
・筋緊張緩和作用(筋弛緩作用)が強いため、ふらつきや転倒には注意が必要です。