■成分名

クアゼパム

■商品名

クアゼパム、ドラール

■規格

錠剤:15mg、20mg

■効能・効果

・不眠症

・麻酔前投薬

■用法・用量

不眠症

通常、成人にはクアゼパムとして1回20mgを就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状、疾患により適宜増減するが、1日最高量は30mgとする。

麻酔前投薬

手術前夜:通常、成人にはクアゼパムとして1回15~30mgを就寝前に経口投与する。
なお、年齢、症状、疾患により適宜増減するが、1日最高量は30mgとする。

■副作用

・眠気、ふらつき(特に作用時間が長いため、朝の眠気の持越しには注意が必要です)

■特徴

・作用時間がとても長い睡眠剤となります。そのため、途中で目が覚めてしまう中途覚醒型、早朝に目が覚めてしまう早朝覚醒型の方に処方されることが多いです。

・珍しいですが、食物と併用は禁忌となっています。理由としては、本剤の吸収性が向上し体内濃度(血中濃度)が2~3倍に高まってしまうからです。

寝る前の食事は控え、空腹状態で服用するよう心掛けましょう。ただ、寝る前の食事は睡眠の質を下げることが多いため、基本的には寝る前に食事をとらないことをおすすめします。