■成分名

ジアゼパム

■商品名

ジアゼパム、セルシン、ホリゾン

■規格

錠剤:2mg、5mg、10mg   シロップ:0.1%  散:1%

※坐剤(4mg、6mg、10mg)もありますが、小児のけいれん発作の改善にしか適応がありません。

■効能・効果

・神経症における不安、緊張、抑うつ
・うつ病における不安、緊張
・心身症(消化器疾患、循環器疾患、自律神経失調症、更年期障害、腰痛症、頸肩腕症候群)における身体症候並びに不安、緊張、抑うつ
・下記疾患における筋緊張の軽減
・脳脊髄疾患に伴う筋痙攣、疼痛

・麻酔前投薬

■用法・用量

・通常、成人には1回ジアゼパムとして2~5mgを1日2~4回経口投与する。ただし、外来患者は原則として1日量ジアゼパムとして15mg以内とする。
また、小児に用いる場合には、3歳以下は1日量ジアゼパムとして1~5mgを、4~12歳は1日量ジアゼパムとして2~10mgを、それぞれ1~3回に分割経口投与する。

■副作用

・作用時間が長いため、眠気やふらつきなどに注意が必要です。お車を運転される方や危険を伴う仕事をされる方は注意が必要です。

■特徴

・不安や筋緊張の軽減(筋弛緩作用といいます)などを併せ持ち、いわゆるベンゾジアゼピン系薬の代表のような薬です。

効果の発現は比較的速く、作用時間は長いという特徴があります。不安を和らげる効果の強さは中程度といわれています。