■成分名

デュロキセチン

■商品名

デュロキセチン、サインバルタ

■規格

錠剤、OD錠、カプセル:20mg、30mg

※錠剤とOD錠は後発医薬品のみの販売

■効能・効果

・うつ病、うつ状態

・下記疾患に伴う疼痛

 糖尿病性神経障害
 線維筋痛症
 慢性腰痛症
 変形性関節症

■用法・用量

・うつ病、うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛

通常、成人には 1日 1回朝食後、デュロキセチンとして 40mgを経口投与する。投与は 1日 20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて 1日用量として 20mgずつ増量する。なお、効果不十分な場合には、1日 60mgまで増量することができる。

・線維筋痛症に伴う疼痛、慢性腰痛症に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛

通常、成人には 1日 1回朝食後、デュロキセチンとして 60mgを経口投与する。投与は 1日 20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて 1日用量として 20mgずつ増量する。

■副作用

・服用初期に起こりやすい吐き気などの消化器症状(2週間~1か月で治まることが多いです

・高血圧、排尿障害

■特徴

・うつ病は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンという物質が減ることで不安や落ち込み、意欲低下等が出てくると言われていますが、デュロキセチンはセロトニンとノルアドレナリンを増やすSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)という薬になります。そのため、セロトニンを増やすことで不安を解消しつつ、ノルアドレナリンも増やすので意欲低下にも効果がみられるという特徴をもちます。

・抗うつ薬として疼痛に対しての適応をもつという珍しい薬でもあります。以前からトリプタノール(アミトリプチリン)などの抗うつ薬が疼痛に対して効果があることは分かっており、適応外で使用されてきました。ただ、デュロキセチンが適応を取得したことにより精神科だけでなく整形外科などの領域での使用頻度が増えています。

高度の肝障害、腎障害のある方には使用できません