■成分名

ハロペリドール

■商品名

ハロペリドール、セレネース

■規格

錠剤:0.75mg、1mg、1.5mg、3mg  細粒:1%

■効能・効果

統合失調症、躁病

■用法・用量

ハロペリドールとして、通常成人1日0.75 ~ 2.25mgから始め、徐々に増量する。維持量として1日3 ~ 6mgを経口投与する。

なお、年齢、症状により適宜増減する。

■副作用

・ふらつき、眠気(眠気の程度は、そこまで強くありません)

・錐体外路症状

・乳汁分泌や生理不順、性機能障害(女性ホルモンであるプロラクチンが上昇(高プロラクチン血症)することで発症)

■特徴

・1964年から発売が開始された第一世代の代表的な統合失調症治療薬(定型抗精神病薬)です。幻聴や幻覚などの統合失調症の陽性症状に対して効果がとても強い一方で、鎮静作用は弱いという特徴があります。第二世代の新しい薬(非定型抗精神病薬)が開発され使用頻度が減りつつありますが、効果は期待できるためそれらの薬で効果がない場合などに選択されます。

・非定型抗精神病薬と比べると副作用である錐体外路症状や月経異常が生じやすいです。

・統合失調症の症状が再度悪化しないように継続していることも多いため、自己判断で用量を減らしたり中断せずに医師に相談する必要があります。