■成分名

フルボキサミン

■商品名

フルボキサミン、ルボックス、デプロメール

■規格

25mg、50mg、75mg

■効能・効果

うつ病・うつ状態、強迫性障害、社会不安障害

■用法・用量

通常、成人には、フルボキサミンとして、1日50mgを初期用量とし、1日150mgまで増量し、1日2回に分割して経口投与する。なお、年齢・症状に応じて適宜増減する。

■副作用

悪心嘔吐、眠気

■特徴

・うつ病は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンという物質が減ることで不安や落ち込み、意欲低下等が出てくると言われていますが、フルボキサミンは選択的にセロトニンを増やすSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の中で、1999年に日本で最初に発売された薬になります。

抗うつ効果自体はマイルドな印象ですが、不安を和らげる作用があるため強迫性障害にもよく使用されます。

初期用量では効果が弱く徐々に増量しながら様子をみていくことが多いです。

・副作用としては、服用初期に吐き気などの消化器症状が起こることがありますが、2週間~1か月で治まることが多いです

・他のうつ病治療薬より飲み合わせが問題になるものが多く、筋弛緩薬のチザニジン(先発名;テルネリン)、睡眠薬のラメルテオン(先発名;ロゼレム)及びメラトニン(先発名;メラトベル)は、これらの薬の効果が強く出すぎてしまうため併用禁忌(一緒に飲むことは不可)となっています。