■成分名
ルラシドン
■商品名
ラツーダ
■規格
20mg、40mg、60mg、80mg
■効能・効果
統合失調症
双極性障害におけるうつ症状の改善
■用法・用量
・統合失調症
通常、成人にはルラシドンとして40mgを1日1回食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は80mgを超えないこと。
・双極性障害におけるうつ症状の改善
通常、成人にはルラシドンとして20〜60mgを1日1回食後経口投与する。なお、開始用量は20mg、増量幅は1日量として20mgとし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は60mgを超えないこと。
■副作用
じっとしてられない、足がムズムズするなどのアカシジア症状
手の振るえ、悪心嘔吐、眠気
■特徴
・2020年に日本で発売となった新しい薬で、統合失調症と双極性障害のうつ症状に適応があるというのが最大の特徴となります。そのため、幅広い患者層に使用されています。
・全体的に副作用も少なく眠気やふらつき、体重増加なども他の統合失調症治療薬に比べて少ない傾向です。
・空腹時に服用すると体に吸収される薬の量が減ってしまい効きづらくなってしまうため、食後での服用が基本となります。ただし、他の薬との兼ね合いから寝る前に服用される方もいます。
・一部の経口水虫治療薬、抗生物質(クラリスロマイシン)などと飲み合わせが悪く、ラツーダの効果が強く出すぎる場合がありるため、併用禁忌(一緒に飲むことは不可)となっています。そのため、これらの薬を併用する場合は医師に相談してください。また、グレープフルーツジュースとも飲み合わせがよくありません。