■成分名
レボドパ+カルビドパ
■商品名
メネシット、ネオドパストン、レプリントン、ドパコール、カルコーパ
■規格
配合錠100:レボドパ100mg/カルビドパ10mg
配合錠250:レボドパ250mg/カルビドパ25mg
■効能・効果
パーキンソン病、パーキンソン症候群
■用法・用量
①レボドパを初めて服用する患者
通常成人に対し、レボドパ量として1回100~125mg、1日100~300mg経口投与よりはじめ、毎日又は隔日にレボドパ量として
100~125mgまで増量し、最適投与量を定め維持量(標準維持量はレボドパ量として1回200~250mg、1日3回)とする。
なお、症状により適宜増減するが、レボドパ量として1日1500mgを超えないこととする。
②すでにレボドパを服用している患者
通常成人に対し、レボドパ単味製剤の服用後、少なくとも8 時間の間隔をおいてから、レボドパ 1 日維持量の約1/5量に相当するレボドパ量を目安として初回量をきめ、 1日3回に分けて経口投与する。以後、症状により適宜増減して最適投与量を定め維持量(標準維持量はレボドパ量として 1 回200~250mg、 1 日 3 回)とするが、レボドパ量として 1 日1500mgを超えないこととする。
■副作用
・悪心嘔吐、食欲不振などの消化器症状
・勝手に手足がクネクネ動いたり、口をモグモグ動かしたりなどの不随意運動
・不眠、不安、脱力感、抑うつ、幻覚などの精神症状
■特徴
パーキンソン病により不足しているドパミンを直接補充する薬のため、効果を実感しやすいという特徴があります。
しかし、この薬のようなレボドパ製剤は長期で服用するとwearing off現象(徐々に効果が弱くなり服用間隔を短くしないと症状が悪化する現象)やon off現象(服薬時間に関わらず、急に症状が改善したり悪化したりする現象)が出やすくなるため、医師や薬剤師としっかりコミュニケーションをとり治療を進めていく必要があります。