■成分名

レボメプロマジン

■商品名

レボトミン、ヒルナミン

■規格

錠剤:5mg、25mg、50mg   散剤:10%、50%

顆粒:10%          

■効能・効果

統合失調症、躁病、うつ病における不安・緊張

■用法・用量

レボメプロマジンとして、通常成人1日25〜200mgを分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

■副作用

鎮静作用が強いため、眠気やふらつきが起こりやすい傾向です。

また、口の渇きや便秘も用量が増えると起こりやすくなります。

■特徴

クロルプロマジンの次に開発された統合失調症治療薬となります。クロルプロマジン同様「第一世代(定型)抗精神病薬」と呼ばれています。

鎮静作用が強く、興奮・不穏・不眠などの症状が強い患者さんに用いられることの多いお薬です。

一方で、幻覚や妄想などに対しては効果がマイルドなため他の薬と併用する場合も多いです。

統合失調症の陽性症状への効果はマイルドかつ副作用である錐体外路症状も多いことから、統合失調症への使用より、低用量で鎮静を目的とした処方が多い印象です。